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小説「猿に会う」 あらすじとネタバレ解説!

猿に会う

サムのこと 猿に会うは、直木賞を受賞した西加奈子さんの作品です。

本では、サムのこと、猿に会う、泣く女の3つの短編小説となっています。

現在、dTVで乃木坂46、4期生がドラマを行っていますね。

「これからドラマを見てみよう」

「ドラマを見る前に内容を少し知っておこう」

「本を買うきっかけに」

という方、

いっしょにみていきましょう!

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あらすじ(ネタバレ注意)

二十代半ばの、少し端っこを生きている仲良し女子3人組が温泉旅行で、「あるもの」にたどり着くまでを描いた「猿に会う」。

[「小学館」より]

25歳の3人の仲良し女子の物語。

彼氏ができないことを気にしている。

登場人物

飯田まこ

・物語の主人公

・達観する性格

・耳が大きい

蒼井きよ

・四捨五入の癖

・彼氏がいたことがある

・目が細い 

明石さつき

・占い好き

・おっとりで無口 

・ラムネのような歯

 

こんな3人の物語。

中学一年生で、出席番号順で仲良くなり、そのまま短大までいっしょ。

明石さつきは、年齢が25歳になったら30歳もいっしょ、

カレンダーが16日を過ぎたら一ヶ月終わったもいっしょ、

と思うエピソードがあります。

 占い

さつきちゃんの提案で占いにいきます。

そこは当たると噂の占いだが普通の喫茶店。

そこには、おばあさんと長身の女の人が、

長身の女の人はアキラさん。

 

アキラさんの占いは、好きな色で紙に名前を書くというものでした。

 

まずは、きよちゃんから

「あなたは、疑い深いところがありますね」

「恋愛も数年はないでしょう」

と言われてしまします。

 

次はさつきちゃん

「あなたは口が軽い」

「恋愛もあまりにおしゃべりだから男の人が引いてしまう」

とのこと。

 

最後にまこちゃん

「あなたはいい聞き手だが噂話を聞いてしまう」

「恋愛も当分ない」

と言われ3人の占いは終わります。

 

しかし、3人は納得できませんでした。

 

きよちゃんが疑い深い経験もなく、

さつきちゃんが男の人におしゃべりなところなんて見たことがないし、

まこちゃんは地獄耳のような経験がなかったのです。

先生に名前を呼ばれても気づかず難聴と疑われたことも、

 

3人は、占いは容姿の特徴からきたものではないかと考えました。

きよちゃんは目の細さから疑い深い、

さつきちゃんは歯が出ていることからおしゃべり、

まこちゃんは耳が大きいことから地獄耳だと

 

散々な思いをする3人でした。

旅行先の決定

3人は、年に一度旅行に行くことにしている。

そこでさつきちゃんが日光東照宮に行きたいと言います。

日本一のパワースポットだとテレビで言っていたというのです。

パワースポットといわれても占いのことがあり、懲りている二人でした。

 

しかし、鬼怒川の温泉に興味を持ちます。

今まで旅行に行くが温泉に行ったことがなかったのです。

これで日光に行くことが決まりました。

旅行前日

まこちゃんには、妹がいました。

旅行前日、まこは母に妹のあることを告げられました。

 

それは、まこの妹が妊娠したというのです。

そして、結婚したいと妹は言っていると伝えられます。 

旅行の始まり

鬼怒川は、昔ながらの温泉街で、

露天風呂、そして夕食、旅行を楽しむ3人でした。

 

部屋に戻り、テレビをつけると殺人事件のニュースが、

画面の中に移る女の人には見覚えがありました。

アキラさん、占いのアキラさんでした。

おばあさんが殺害され3人が行った喫茶店の映像が流れました。

日光東照宮へ

神厩舎を見ます。

3人は、「見ざる、言わざる、聞かざる」を見ます。

 

きよちゃんが写真を撮ろうと言います。

もちろん、猿のポーズで

そして撮影した写真を見て笑いながら言います。

 

「見ざる、言わざる、聞かざる」は私たち3人みたいだねと説明します。

きよちゃんが、目をかくし

さつきちゃんが、口をかくし

まこちゃんが、耳をかくしていたのです。

占いで言われたところをかくす3人でした。

願い事

陽明門の前で3人は願い事をしました。

「いつまでも、3人で仲良く入れますよう」

 

帰りのバスでまこちゃんは、妹が妊娠したことを話をします。

まこちゃんは、信じられないと言われるのかと思っていたが、

反応は違いました。

 

それなら丈夫な赤ちゃんが生まれるように

願い事すれば良かったと言ってくれたのです。

 

涙が出るまこちゃんでした。

おわりに

以上が「猿に会う」でした。

どうでしたでしょうか?

短編小説で読みやすい作品でした。

 

また、現在dTVで乃木坂46、4期生によるドラマが公開されています。

小説が元になっていますが、少し内容はアレンジされています。

こちらも

ぜひ、楽しんでみてください。